ページタイトル:安善寺のシダレ桜 当サイトのシンボルマーク

画像:安善寺のシダレ桜 名称 安善寺のシダレ桜 (あんぜんじのしだれざくら)
名称の典拠 なし(注1)
樹種 エドヒガン
樹高 17m(注2)
目通り幹囲 4.3m(注3)
推定樹齢 伝300年(注4)
所在地の地名 栃木県芳賀郡益子町大平
 〃 3次メッシュコード 5440−51−91
 〃 緯度・経度 北緯36度30分02.6秒
           東経140度08分33.5秒
益子町指定天然記念物(1977年7月18日指定)
撮影年月日 2019年4月6日

注1)天然記念物指定名称は「シダレ桜(安善寺)」。それをこのように書き直してみた
注2)益子町公式ウェブサイト中の「益子町の文化財」による
注3)私のノートにはこの数値が記録されているのだが、出典を失念してしまった
注4)上記「益子町の文化財」に、「安善寺再建の際、記念として植えたものと伝えられている」とあった。案内板によると、本堂再建は享保15年(1730)であり、その際に植えた苗木の樹齢が10年だったとすると、およそこうなる




 浄土宗鶏足山松林院安善寺があるのは、芳賀富士(はがふじ、272m)の南西麓。静かな環境にある山寺である。
 安善寺は、源平合戦に敗れた平氏の一門、平貞能(たいらのさだよし)が建久5年(1194)に創建したと伝える古刹。
 貞能は平家方の侍大将であったが、平家滅亡後、宇都宮朝綱(うつのみやともつな)を頼って投降。頼朝から一命を助けられたのは、朝綱の助命嘆願によることが大きかったらしい。(「益子町の文化財」による)
 本堂に向かって左手に地蔵堂があり、その背後にシダレ桜が立つ。
 根元から2幹に分かれて立つため、上記データほどの巨木感はないが、いかにも古木らしい趣きを伴った樹姿である。
 ちょうど満開時に訪ねることができ、青空を背景に、やや赤みの強い花が映えて美しかった。
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