ページタイトル:青山の水松 当サイトのシンボルマーク

画像:青山の水松 名称 青山の水松 (あおやまのみずまつ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 イチイ
樹高 15m(注2)
目通り幹囲 4.8m(注2)
推定樹齢 1300年以上(注3)
所在地の地名 北海道石狩郡当別町青山奥
 〃 3次メッシュコード 6541−04−86
 〃 緯度・経度 北緯43度24分19.6秒
           東経141度34分32.0秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2019年6月5日

注1)北海道の「記念保護樹木」に選ばれたことを示す案内板。北海道が設置(設置年月不詳)
注2)今田秀樹著「2018 北海道の巨樹・名木150選」による
注3)上記案内板による





 JR石狩当別駅の東から道道28号(当別浜益港線)を当別川(とうべつがわ)に沿って北上。当別ダムの人造湖「当別ふくろう湖」の湖岸を走る途中で道道11号(月形厚田線)と合流するが、3km強の重複区間を経て、青山中央でまた分離する。
 そこからは11号に移って、約1.3km。路傍に「見晴らしの松」の案内表示があった。
 「見晴らしの松」は、「青山の水松」の別名。当別町観光協会のウェブサイトによれば、『青山の水松と呼ばれていたが、現在では見晴らしの水松と呼ばれてい』るとのこと。(案内板には「見晴らしの水松」でなく、「見晴らしの松」とあった)
 しかし、何故、「見晴らしの松」なのだろう。現在、イチイは樹木に囲まれていて、そこからの展望はきかないし、少し離れると、イチイの姿は見えなくなってしまう。
 道路脇の案内板に「OLD PINE TREE VIEW POINT」とあるのがヒントになるのだろうか。
 案内板によると、大正3年(1914)に山火事で周囲の樹木が全て焼失したにも関わらず、このイチイだけは被害を免れたことがあったそうだ。その時、イチイの場所から、当別川の流れや青山の集落がよく見えたのかも知れない。(ただし、ケチをつけるようで気が引けるが、案内表示の「PINE TREE」は訂正した方がよいと思う。また、北海道記念保護樹木としての名称は今でも「青山の水松」である。誤解なさらぬよう)
 当別町民から深く愛されているイチイなのだろう。『名実ともに日本一のイチイになる日もそう遠くないかも知れません』との案内板の説明や、1300年という桁外れの推定樹齢等にその愛着が読み取れるように思われる。
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