ページタイトル:荒城神社のスギ 当サイトのシンボル

画像:荒城神社のスギ(幹と並ぶ) 名称 荒城神社のスギ (あらきじんじゃのすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 40m(注1)
目通り幹囲 5.1m(注1)
推定樹齢 100〜199年(注1)
所在地の地名 岐阜県高山市国府町宮地(注2)
 〃 3次メッシュコード 5437−22−51
 〃 緯度・経度 北緯36度13分07秒
           東経137度15分34秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2012年6月3日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による
注2)2005年2月1日、大野郡7町村と吉城郡2町村が高山市に合併。旧行政区は吉城郡国府町





 宮川(下流では神通川と名を変える)の支流荒城川右岸、川岸近くに荒城神社が鎮座している。
 荒城川は西に向かうため、右岸側の斜面は南面し、左岸側の斜面は北面している。そのため、太陽の恵みにも差があるようで、それぞれ、日面(ひおも)、日影の地名がついている。
 ここに人が住み着いた時代は古い。本殿の裏手からは、縄文時代の住居跡や土器、石器の類が出土している。(「荒城神社遺跡」として岐阜県指定史跡)
 荒城神社の創立も古く、延喜式神名帳に名が見られるという。平安時代に編まれた「日本三代実録」の、貞観9年(867)10月5日の項に、従五位に列せられたことが載っているそうだから、それ以前には既に存在していたわけだ。(境内の案内板を参考)
 訪ねた日は、生憎の雨降り。スギが林立する境内は、夕方のように暗い。
 大杉も数本、目につく。図は、拝殿に向かって右、手前。これが一番大きそうに見えた。
 写真を撮っていると、遠雷が近づいてきて、雨が少し強くなった。こんなときは、早々に退散するに限る。
 お賽銭もあげずに帰ってしまったことを、あとで思い出した。
 
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