ページタイトル:阿礼神社のケヤキ 当サイトのシンボルマーク

画像:阿礼神社のケヤキ 名称 阿礼神社のケヤキ (あれいじんじゃのけやき)
名称の典拠 なし
樹種 ケヤキ
樹高 30m(注1)
目通り幹囲 4.8m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 長野県塩尻市塩尻町
 〃 3次メッシュコード 5437−17−28
 〃 緯度・経度 北緯36度06分20.3秒
           東経137度58分23.7秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2024年10月17日

注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による





 阿礼(禮)神社の所在地は塩尻市大字塩尻町である。ここが昔から塩尻地区の中心地であったことを想像させる。
 市の規模としては決して大きくないが、少なくとも鉄道の時代まで、塩尻は交通の要所であった。
 江戸時代には中山道が縦断し、ここから松本方面へ、または甲府方面へ、あるいは伊那方面へと大きな街道が分岐した。そんな場所に立地し、また塩尻峠を控えていたため、塩尻宿は信州26宿のうち最大の旅籠数を誇り、また本陣の規模は中山道のなかで最大だったという。(塩尻市観光協会のWeb版観光ガイドより)
 その塩尻宿の近くに阿礼神社が鎮座する。延喜式内社であるから、少なくとも10世紀までには神社が成立していたわけで、千年以上の歴史を有する神社である。
 古い昔、この地方の有力氏族がその守護神として阿礼神を祀ったのが始まりらしい。その後、主祭神は素盞嗚命(すさのおのみこと)に代わり、何度が遷座して現在地に至ったようだ。素盞嗚命が疫病や災厄を防いでくれることを期待して、宿場に隣接する地に移されたのかも知れない。
 境内にケヤキ巨木があることを環境省巨樹データベースで知った。最大の個体の幹囲は1999年報告では456cm、2000年報告では480cm。
 それから20年以上を経た今はどうなのか知りたくて訪ねたのだが、残念ながら、ケヤキが立つのは塀で囲まれた禁足地の中。幹囲を確認することは出来なかった。 
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