ページタイトル:有田の大公孫樹 当サイトのシンボル

画像:有田の大公孫樹(幹と並ぶ)


画像:有田の大公孫樹(イチョウに至る路地)
 イチョウに至る路地
名称 有田の大公孫樹 (ありたのおおいちょう)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 イチョウ
樹高 40m(注2)
目通り幹囲 9.3m(注2)
推定樹齢 伝承1000年(注2)
所在地の地名 佐賀県西松浦郡有田町泉山1丁目
 〃 3次メッシュコード 4929−67−22
 〃 緯度・経度 北緯33度11分35.4秒
           東経129度54分18.5秒
国指定天然記念物(1926年10月20日指定)
撮影年月日 2009年8月1日

注1)「文部省」が設置したことになっている(設置年月不詳)が、本当だろうか。なぜなら、国に登録されている天然記念物指定名称は「有田のイチョウ」だからである。また、この木は「さが名木100選」にも選ばれており、そちらの名称は「弁財天のイチョウ」
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による





 有田焼で知られる有田町は、日本の磁器発祥の地である。イチョウの近くにも、陶山神社、泉山磁石場、有田陶磁美術館など、陶磁器と関係の深い名所がまとまっている。国道35号の3隧道につけられた名も、白磁トンネル、青磁トンネル、赤絵トンネル。粋なはからいが見てとれる。もちろん窯元も多数ある。有田は現役の日本窯業中心地の一つである。
 町並みを貫く県道281号から少し入った所に、弁財天を祀る市杵島(いちきしま)神社があり、広場を挟んで大イチョウが立っている。大イチョウの頂部は、県道からも見える。
 誰が設置したか、「大公孫樹」と題する、散文で書かれた頌歌のような文章が添えられていた。
 「四百年前、/有田町が田中村と/呼ばれていた/そのまたずっと以前より/この樹はこの町を/見守り続けてきました。/(後略)」
 大木にしては、横に大きく枝分かれしないのは珍しいともあった。住宅密集地にあって、横に伸びた枝は早めに切り詰められたようだが、イチョウの方も、気をきかせたのかも知れない。
 全国には、幹囲10mを超すイチョウは珍しくない。しかし、単幹でこれだけの太さを有するイチョウは数少ない。国の天然記念物指定も頷ける。
 文政11年(1828)、有田を大火が襲い、町は焼き尽くされた。焼け残った唯一の木造建築物が、イチョウの隣の池田家だった。イチョウが守ってくれたのである。(案内板より)
 昭和54年(1979)、町の木を決めるにあたり、イチョウが選ばれた。
 選ばれるにあたっては、きっとこのイチョウが心に浮かんだに違いない。
 
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