ページタイトル:愛宕町一里塚のケヤキ サイトのシンボル

画像:愛宕町一里塚のケヤキ(幹と並ぶ)

画像:愛宕町一里塚のケヤキ(全景)
名称 愛宕町一里塚のケヤキ
    (あたごちょういちりづかのけやき)
名称の典拠 なし
樹種 ケヤキ
樹高 22m(注1)
目通り幹囲 5.7m(注1)
推定樹齢 400年(注2)
所在地の地名 秋田県湯沢市愛宕町2丁目
 
〃 3次メッシュコード 5840−53−79
 
〃 緯度・経度 北緯39度09分10.3秒
           東経140度29分31.7秒
天然記念物指定 なし(注3)
撮影年月日 2007年8月10日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注2)現地の案内板による
注3)天然記念物には指定されていないが、この場所(旧地名表示では湯沢市西松沢264)は「一里塚」の名で、秋田県史跡に指定されている(1963年2月5日指定)。当然このケヤキも史跡の一部と見なされていることだろう





 市街地を南北に貫く県道277号から僅かに西に入った路地に面して立つケヤキ。
 今は県道だが、もとはここが国道13号。さらにその昔は羽州街道であった。
 ここは江戸時代に築かれた一里塚の遺跡である。塚というからには、土を盛り上げて目印としたわけだが、その上に植えたケヤキがその根で塚をすっかり覆ってしまった。何という勢いだろう。
 旧環境庁データの目通り5.7mは、地上4m付近の幹周りを測ったものであろう。「幹」囲なのだから、そこを測定するのが理にかなっているのはわかる。しかし、この木の印象は、幹よりも根である。幹囲はこのケヤキの印象を代表しているとは言えない。
 「日本の巨樹・巨木」の高橋さんが測ったところでは、地上1.3mにおける根回りは22.8mもあったそうだ。まったく驚くべきケヤキだ。
 市民が何喰わぬ顔で横を通過するのが、何か不思議な感じがした。
 
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