ページタイトル:春日神社の神スギ ロゴ:人里の巨木たち

画像:春日神社の神スギ 名称 春日神社の神スギ
    (かすがじんじゃのかみすぎ)
名称の典拠 現地の樹名板(注1)
樹種 スギ
樹高 40m(注2)
目通り幹囲 5.1m(注2)
推定樹齢 1000年(注3)
所在地の地名 岡山県美作市粟井中(市場)(注4)
 〃 3次メッシュコード 5234−41−79
 〃 緯度・経度 北緯35度04分00.8秒
           東経134度14分12.7秒
美作市指定天然記念物
撮影年月日 2016年3月25日

注1)美作市教育委員会が設置(設置年月不詳)。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注3)上記樹名板による
注4)2005年3月31日、2つの郡にまたがる5町1村が合併して美作市誕生。旧行政区は英田郡作東町





 粟井川(あわいがわ)左岸。国道429号から南に300mほど離れて、春日神社が鎮座する。
 境内に掲げられた「春日神社由緒沿革」によれば、長和2年(1013)、和気清麻呂(わけのきよまろ)5世の孫、相法(しょうほう)が大和国から春日大社の分霊を勧請したのが始まり。もとは現在地の裏手にあたる山腹にあったらしいが、室町期の戦乱で焼失。文明18年(1486)、現在地に再建された。
 社殿に向かって右にこのスギ、左にはヒノキ巨木が立つ。(ほかに「三木太郎ケヤキ」も)
 いわゆるオモテスギと呼ばれるタイプで、幹の下部には枝が無い。今もどんどん生長しつつあるようで、幹囲は上記の5.1mよりも、案内板にあった5.8mの方が近いように思われる。
 全体に若々しく、樹勢も良さそうに見えるのだが、樹冠部にワイヤを掛けられ、社殿と反対側に引っ張られている。(新築成ったばかりの社殿を守るため?)
 樹齢は一千年と推定されているようだが、最近の成長率から逆算すると、ちょっと無理があるように思われる。
 どんなに多く見積もったとしても、現在地への遷座より遡ることはないのではなかろうか。
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