ページタイトル:明見神社のイチイガシ 当サイトのシンボル

画像:明見神社のイチイガシ 名称 明見神社のイチイガシ
    (みょうけんじんじゃのいちいがし)
名称の典拠 なし
樹種 イチイガシ
樹高 18m(注1)
目通り幹囲 6.5m(注1)
推定樹齢 伝承500年以上(注2)
所在地の地名 宮崎県東諸県郡綾町入野(宮原)
 〃 3次メッシュコード 4831−02−01
 〃 緯度・経度 北緯32度00分13.6秒
           東経131度16分09.1秒
綾町指定天然記念物(1980年10月1日指定)
撮影年月日 2012年8月2日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
注2)案内板(設置者名・設置年月とも不詳)によると、神社創建時に植えられたとの伝承があるようだ。とすれば、2012年現在、500年は超えていることになる





 環境省巨樹データベース(2012年現在)によれば、宮崎県内に生育するイチイガシの巨木上位2本が綾町にある。「綾のイチイガシ」がトップで、標記のイチイガシが第2位。
 もしかして町の木はイチイガシ?と思って調べてみたら、「照葉樹」とあった。特定の樹種を選ぶことはしなかったわけだ。理由は、町の憲章に「自然生態系を生かし育てる町にしよう」という項目があり、その一環として、多様な生物のすみかを提供する照葉樹を「町の木」としたということらしい。イチイガシももちろん照葉樹の仲間だが、個々の樹木というより、森林としての樹木を綾町のシンボルに選んだ。なるほど、それも一つの考え方だろう。
 明見神社(昭和初期までは妙見神社と表記した)は永正7年(1510)の創建。
 戦国時代の領主伊東尹祐(いとうただすけ)が、正室との間に生まれた子を廃嫡したことを諫めた家老に兵を向けた。いわゆる「綾の乱」である。家老は自刃して果てたが、その後、その霊を弔うため、伊東尹祐が建立したのがこの神社だという。(案内板やWikipediaを参考)
 イチイガシは拝殿の手前。向かって右手に立っている。
 
ボタン:宮崎県の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る