ページタイトル:仏通寺のイヌマキ 当サイトのシンボル

画像:仏通寺のイヌマキ

画像:巨蟒橋
 巨蟒橋
名称 仏通寺のイヌマキ (ぶっつうじのいぬまき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 イヌマキ
樹高 20m(注2)
目通り幹囲 3.5m(注2)
推定樹齢 伝承600年(注3)
所在地の地名 広島県三原市高坂町許山
 〃 3次メッシュコード 5133−50−42
 〃 緯度・経度 北緯34度27分18.9秒
           東経133度01分35.6秒
広島県指定天然記念物(1961年11月1日指定)
撮影年月日 2017年3月25日

注1)三原市教育委員会が設置(設置年月不詳)。正確には、案内板にあったのは「佛通寺のイヌマキ」だが、通例に倣い、「佛」の代わりに「仏」の文字を用いた。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注3)上記案内板によれば、このイヌマキは仏通寺開山である愚中周及のお手植と伝えられているらしい。寺の創設から経過した年数を数えると、およそこれくらいになる





 山陽自動車道三原久井インターチェンジの西南西約2.5m。仏通寺川の谷に、臨済宗仏通寺派大本山御許山仏通寺がある。
 応永4年(1397)、小早川春平(こばやかわはるひら)が愚中周及(ぐちゅうしゅうきゅう、佛徳大通禅師)を迎えて創建。勧請開山は愚中の師即休契了(しっきゅうかいりょう)。師の諡号(佛通禅師)を寺の名前とした。(仏通寺公式ウェブサイトによる)
 標記のイヌマキは、山門の手前に架かる屋根付き橋「巨蟒橋(きょもうきょう)」の袂に立っている。
 途中で大きく2幹に分かれ、その上部で多くの大枝に分かれている。普通、主幹は高い位置ほど細くなるものだが、このイヌマキの場合、大枝の分岐点に向かって高くなるほど、むしろ太くなってゆく。
 いかにも勢いに満ちた感じ。
 広島県から天然記念物指定を受けたのは、今から50年以上も前だ。それでもこの勢いである。
 さらに50年後はどうなっているのだろうか。
 私がその姿を見ることは不可能だが、想像するだけでも嬉しくなるようなイヌマキである。
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