ページタイトル(弾生の杉) サイトのシンボル

画像:弾生の杉

画像:弾生の杉
 「弾生の杉」は向かって右
名称 弾生の杉 (だんじょうのすぎ)
名称の典拠 木に付けられた名札(注1)
樹種 スギ
樹高 24m(注2)
目通り幹囲 6.5m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 長野県佐久市上平尾字矢沢
 
〃 3次メッシュコード 5438−34−30
 
〃 緯度・経度 北緯36度17分10.0秒
           東経138度30分23.0秒
天然記念物指定等 なし
撮影年月日 2002年8月31日

注1)小さな木札に名前を墨書し、幹に釘で打ち付けてあった。所有者である守芳院が付けたと思われる
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による





 曹洞宗平尾山守芳院の参道の途中、本堂に向かって右手に立っている。2本の合体木と思われる。
 「全国寺院名鑑」によれば、守芳院は、天文元年(1532)の開創。平尾弾生源守信が平尾村字宿に創建し、南州道運を迎えて開山とした。のち弘治3年(1557)に平尾右近源守芳が堂宇を補修拡張して現院号を称した。現在地に移ったのは元禄10年(1697)と伝えている。
 これから想像すると、「弾生の杉」の弾生とは、守芳院を創建した人物の名のようだ。通例は、再建用材確保の意味もあって、創建と同時に植樹するのも珍しくはないが、寺が現在地に移ったのは、創建から150年以上を経てからである。平尾弾生自身が植えたとは考えにくい。開基の名を記念する意味があったのだろうか。
 杉と参道の位置からして、「弾生の杉」は元禄時代に植えられたのであろう。樹齢は300年ほどではあるまいか。
 
ボタン:長野県の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る