ページタイトル:毒沢の栃の木 当サイトのシンボルマーク

画像:毒沢の栃の木(幹と並ぶ) 名称 毒沢の栃の木 (どくさわのとちのき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 トチノキ
樹高 25m(注2)
目通り幹囲 5.1m(注2)
推定樹齢 430年余(注3)
所在地の地名 岩手県花巻市東和町毒沢(注4)
 〃 3次メッシュコード 5941−01−08
 〃 緯度・経度 北緯39度20分22.9秒
           東経141度13分58.2秒
花巻市指定天然記念物(1976年9月27日指定)
撮影年月日 2017年5月9日

注1)浮田地区コミュニティ会議が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注3)上記案内板による
注4)2006年1月1日、花巻市に合併。旧行政区は和賀郡東和町





 JR釜石線土沢(つちざわ)駅の西から国道456号を南下する。間もなく猿ヶ石川(さるがいしがわ)を渡り、釜石道をくぐるあたりから、国道は毒沢川(どくさわがわ)に沿って進む。
 県道284号と交差してから約600m。国道の右側に少しだけ離れて、トチノキへの小さな案内表示が出ている。
 その未舗装路に入って適当な場所に車を駐め、今度は歩いてさらに奥に向かう。最後は踏み分け道のような道になるが、ところどころに案内表示があり、迷うことはなかった。
 トチノキは小さな沢のほとり。本当に小さな沢で、よほど雨が降らなければ、水が流れることもないのだろう。
 里山にあって、周囲は若い人工林。
 そこかしこに大きな石が露出している。そのため、先人はここを畑にすることを諦めたのだろうか。トチノキの根元にも大岩がひとつ。
 トチノキは、その大きさ故に伐採されず、残されたのだろう。根元には小さな祠も。
 今のように食べ物が豊富でなかった時代には、このトチノキがもたらす秋の恵みを楽しみにしていた人もいたのだろうと思われる。
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