ページタイトル:依居神社の大モミ 当サイトのシンボル

画像:依居神社の大モミ(幹と並ぶ)

画像:依居神社
名称 依居神社の大モミ (えこじんじゃのおおもみ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 モミ
樹高 35m(注2) 今はもっと低い
目通り幹囲 6.3m(注2)
推定樹齢 600年(注3)
所在地の地名 福井県大飯郡おおい町岡安(注4)
 〃 3次メッシュコード 5335−14−46
 〃 緯度・経度 北緯35度27分42.1秒
           東経135度34分52.4秒
福井県指定天然記念物(1969年4月1日指定)
撮影年月日 2012年5月19日

注1)おおい町教育委員会とおおい町文化財保護委員会が連名で設置(設置年月不詳だが、市町村合併でおおい町誕生以降と思われる)。天然記念物指定名称もこれに同じ。神社名の読み方も案内板による
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注3)上記案内板による
注4)2006年3月3日、郡をまたいで1町1村が合併して「おおい町」誕生。旧行政区は大飯郡大飯町





 モミがある岡安集落は、佐分利川(さぶりがわ)の谷を東西に走る県道1号の北。県道と別れて集落に向かうと、途中から、高台に立つ大モミの姿が見える。
 道はまさしくモミに向かっていると言ってよさそうだ。どれだけ近づいても、モミは真正面。一の鳥居の前に至っても、それは変わらない。一の鳥居の中に二の鳥居が見え、二の鳥居の中央にモミ。拝殿の方がむしろ中心線から逸れている。
 そろそろ衰えが見えてきているが、大モミは、まだ美しい樹皮を纏っている。やや傾いてはいるが、直立する幹。大きく広がる根。いかにもモミらしい凛々しい姿だ。
 かつては、てっぺんまで、クリスマスツリーのような整った姿だったと思うが、戦後まもなく、昭和28年(1953)の台風で上部10mほどが折れ、さらに昨年(2011)11月、モミが弱ってきたため、もう10mほど頂部を短くした。
 しかし、今でも、決して樹高が低すぎるわけではない。もう20mほど背が高いときは、国内有数の樹高を誇っていたと思われる。
 その頃の姿を見てみたかった。
 
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