ページタイトル:藤山神社のオガタマノキ ロゴ:人里の巨木たち

画像:藤山神社のオガタマノキ 名称 藤山神社のオガタマノキ
    (ふじやまじんじゃのおがたまのき)
名称の典拠 なし
樹種 オガタマノキ
樹高 18m(注1)
目通り幹囲 4.3m(注1)
推定樹齢 伝承800年(注1)
所在地の地名 長崎県佐世保市小舟町
 〃 3次メッシュコード 4929−66−40
 〃 緯度・経度 北緯33度12分29.4秒
           東経129度45分28.6秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2015年3月31日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による





 相浦川(あいのうらがわ)左岸、県立ろう学校佐世保分校の西に藤山神社がある。
 長崎県指定天然記念物「藤山神社の大フジ」で知られる神社である。
 案内板(設置者名不詳だが、多分、藤山神社が設置)によれば、祭神は京都松尾大社の分霊大山咋神(おおやまくいのかみ)ほか2柱。当地には延元年間(1336〜39)に鎮座したと伝えられているようだ。
 また、別の案内板(2012年3月31日に佐世保市教育委員会が設置)によると、現在地に遷座の際、大フジとオガタマノキは既に存在していたとの伝承もあるようだ。(それが伝承樹齢の根拠と思われる)
 大フジはヤマフジだとあった。案内板に掲載された花序の写真は、確かにヤマフジのようだ。しかし、蔓は左巻き(左旋回しながら前進する)。フジ(ノダフジ)の巻き方である。巻き方のみでフジとヤマフジを区別することは出来ないのだろうか。混乱してしまった。
 ところで、オガタマノキの方だが、これだけのサイズのオガタマノキは、全国的に見ても貴重である。訪問時現在、環境省巨樹データベースでは全国第8位に相当する。樹勢を加味してよいのなら、もっと上位でもおかしくない。
 そんなオガタマノキが無指定なのは、何か不思議な気がする。
ボタン:長崎県の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る