ページタイトル:深堀陣屋跡のアコウ ロゴ:人里の巨木たち

画像:深堀陣屋跡のアコウ

画像:深堀陣屋跡のアコウ(全景)
名称 深堀陣屋跡のアコウ
    (ふかほりじんやあとのあこう)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 アコウ
樹高 20m(注2)
目通り幹囲 7.3m(注2)
推定樹齢 200〜299年(注3)
所在地の地名 長崎県長崎市深堀町5丁目
 〃 3次メッシュコード 4929−06−15
 〃 緯度・経度 北緯32度41分02.4秒
           東経129度49分15.8秒
長崎市指定天然記念物(1976年7月20日指定)
撮影年月日 2015年3月26日

注1)1989年3月に長崎市教育委員会が設置。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注3)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による





 深堀漁港と深堀小学校の間に小さな高台がある。
 現在、高台の上には和洋折衷風な外観を持つ深堀カトリック教会が建っているが、かつてはここに深堀氏の陣屋があったらしい。
 ネットからの拾い読みで恐縮だが、深堀氏が当地に来たのは鎌倉時代。地頭として上総国から来たという。当地での歴史は古い。
 戦国時代には龍造寺氏に与し、なかなか血気盛んだったようだ。龍造寺隆信の死後は、その跡を継いだ鍋島氏の家臣となったようで、江戸時代の当地は、いわば佐賀鍋島藩の飛地だったらしい。
 アコウはいつの頃からここに立っているのだろうか。
 江戸期に入り、平和な時代になってからではないだろうか。戦さに明け暮れた時代は知らないように思われる。
 数多くの枝が付け根付近で切られている。そのため、幹の太さの割に、樹冠が小さい。
 ただし、樹勢自体は悪くなさそうである。
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