ページタイトル:福城寺の大イチョウ 当サイトのシンボル

画像:福城寺の大イチョウ(幹と並ぶ)

画像:福城寺
 福城寺本堂
名称 福城寺の大イチョウ (ふくじょうじのおおいちょう)
名称の典拠 なし(注1)
樹種 イチョウ
樹高 25m(注2)
目通り幹囲 15.3m(注2)
推定樹齢 800〜1000年(注3)
所在地の地名 熊本県下益城郡美里町甲佐平(注4)
 〃 3次メッシュコード 4830−77−80
 〃 緯度・経度 北緯32度39分32.6秒
           東経130度52分36.4秒
美里町指定天然記念物(1968年12月15日指定)
撮影年月日 2011年8月3日

注1)天然記念物指定名称は「銀杏の木」。それでは他と区別できないので、所属する寺の名を加えた
注2)環境省巨樹データベース(2006年追加調査)による
注3)美里町公式ホームページより
注4)2004年11月1日、下益城郡内の2町が合併して美里町誕生。旧行政区は下益城郡砥用町(ともちまち)





 甲佐岳(753m)南腹、標高430mほどのところに、テラスのように平らに飛び出た場所がある。その付け根に、天台宗亀甲山福城寺がある。
 平凡社「熊本県の地名」によれば、開山は堪西。開基年代不詳だが、遅くとも平安時代末までには存在していたらしい(案内板には、弘仁2年(810)、湛西上人が開基とある)。かつては山中に16坊があったということだが、天正年間(1573〜92)の小西行長による兵火で、現存する福城寺を残し、ほかはみな焼失したと伝えている。
 境内2ヶ所に大イチョウが立っている。
 標記のイチョウは本堂に向かって右手の樹林内。その先は下り斜面。
 さすがに目通りが10mを大きく超える体格には圧倒される。株立ちではあるが、そのうち最大幹の太さもなかなか。
 もう1本は、本堂の手前。向かって左側。道路のすぐ脇。環境省巨樹データベースによれば、こちらは目通り8.2m。これでも十分な大きさなのだが、相棒に比べて見劣りするのは仕方がない。相手が悪すぎた。
 いずれも樹勢が良さそうで、今後まだ大きくなりそうである。
 
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