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画像:五十谷の大スギ(幹と並ぶ)

画像:五十谷の大スギ(枝が横に長く伸びる)
名称 五十谷の大スギ (ごじゅうだにのおおすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 39m(注2)
目通り幹囲 7.5m(注2)
推定樹齢 伝承1200年(注2)
所在地の地名 石川県白山市五十谷町(注3)
 
〃 3次メッシュコード 5436−34−95
 
〃 緯度・経度 北緯36度19分45.7秒
           東経136度34分01.1秒
石川県指定天然記念物(1975年10月7日指定)
撮影年月日 2004年6月5日(左の写真)
        2014年10月10日(少し大きめの画像)

注1)1983年10月28日に鳥越村教育委員会が設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注3)2005年2月1日、松任市と石川郡7町村が合併して白山市誕生。旧行政区は石川郡鳥越村





 旧鳥越村役場から、手取川の支流大日川のそのまた支流、堂川の谷を6kmほど遡ったところに五十谷(ごじゅうだに)の集落がある。
 集落南端の八幡神社境内に立つのが、この大杉。
 太い枝を水平に長く伸ばす姿態は、ウラスギ(アシウスギ)のなかにあっても極端で、まるで別の樹種を見ているようだ。参詣者の危険回避のため、整理された大枝も多く見られる。本来ならば、もっとずっとたくさんの腕を伸ばしていたと思われる。
 異形の巨木ゆえ、さまざまな伝承が残されている。
 弘法大師が、諸国行脚の途中、地に挿した枝が根付いたというのは各地にある話だが(伝承樹齢はこれによるようだ)、狩猟で暮らしていた人々がこの地に住み着いて、この木を神木として祀ったという話もある。この木に巣を設けていた鷹を捕らえて、前田侯に献上したとも伝えられている。いずれの伝承も、この木が畏敬の対象であったことを連想させる。
 
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