ページタイトル:権現の大銀杏 サイトのシンボル

画像:権現の大銀杏(幹と並ぶ)

画像:権現の大銀杏
名称 権現の大銀杏 (ごんげんのおおいちょう)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 イチョウ
樹高 20m(注2)
目通り幹囲 8.5m(注3)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 秋田県山本郡藤里町藤琴字田中
 
〃 3次メッシュコード 6040−32−73
 
〃 緯度・経度 北緯40度18分49.0秒
           東経140度17分10.4秒
秋田県指定天然記念物(1955年1月24日指定)
撮影年月日 2007年8月8日

注1)1955年5月7日に秋田県教育委員会と藤里町郷土史会が連名で設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注3)環境庁数値は6.7mとなっている。どう見てもそれより遙かに太いので、ここだけ案内板の数値を使用した





 秋田県と青森県の県境にあたる釣瓶落峠(釣瓶トンネル)に向かう県道317号を北上してゆくと、県道沿いに案内表示が出ている。(案内では「田中のイチョウ」とされている)
 ご覧のように立派な気根を有し、最大のものは長さ1.8m、根元周囲1.2mもある。余所と同じように、このイチョウにも乳授けの信仰があり、母乳の出が悪い母親は、気根を手で撫で、その手で自分の乳房をさすって、たくさん出るよう祈願したという。
 上図右手に少し赤い屋根が見えているのは田中神社。口伝ではイチョウの方が先で、このイチョウを神に見立てて御堂を建て、氏神としたとか。神社は権現堂とか蔵王とか呼ばれることもあったらしい。それがイチョウの名の由来である。(案内板を要約)
 2本の合体木のようだ。弘法大師が諸国巡錫の折り、ここで昼食をとって、そのあと2本の箸を地面に突き刺したまま去った。それがこのイチョウになったと伝えられているようだ。並び立つ2本が合体する前からの伝承だろうか。 
 
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