ページタイトル:御稷神社の大ケヤキ 当サイトのシンボル

画像:御稷神社の大ケヤキ(幹と並ぶ) 名称 御稷神社の大ケヤキ
    (ごしょくじんじゃのおおけやき)
名称の典拠 なし
樹種 ケヤキ
樹高 不明
目通り幹囲 8.3m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 福島県河沼郡会津坂下町上ノ台乙
 〃 3次メッシュコード 5639−26−66
 〃 緯度・経度 北緯37度33分32.9秒
           東経139度49分52.3秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2013年7月1日

注1)地上1.3mの高さにおける幹囲を実測





 JR磐越西線会津坂下(あいづばんげ)駅の東北東約800m。市街地の東端近くに御稷神社が鎮座する。
 このあたりを古坂下(こばんげ)というらしい。最も早い時期には、このあたりから集落が形成されていったのだろうか。(当否不明)
 御稷神社という社号は、他地域ではあまり見ないが、会津地方ではときどき見かける(会津坂下町内だけでも、当社のほかに、少なくとも2社の御稷神社がある)。
 「稷」は、コーリャン(高梁。=モロコシ(蜀黍。トウモロコシではない)=ソルガム)のこと。漢代にはアワ、唐代にはキビの意味に用いられることもあったようだ。(学研「漢字源」より) 「禾(のぎへん)」から想像されるように、穀物を意味することは間違いなさそうだ。「禾」を「示(しめすへん)」に変えた「禝」は五穀の神を意味する。祭神等について調べていないので、まったくの当てずっぽうだが、五穀豊穣を招いてくれる神を祀っているのではあるまいか。
 神社の横が小公園のようになっていて、そこに数本のケヤキ巨木が立つ。
 中央付近の個体が図抜けて大きい。(写真の人物の身長は145cm。ケヤキの大きさが実感できるのではないだろうか) 大枝を多く失ってはいるが、樹勢は悪くないようだ。
 これほどの大ケヤキであるにもかかわらず、何故か環境省巨樹データベースから漏れている。(2013年7月現在)
 
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