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画像:山寺のケヤキ

画像:山寺のケヤキ(幹と並ぶ)
名称 山寺のケヤキ (やまでらのけやき)
名称の典拠 現地の案内板をもとに私が命名(注1)
樹種 ケヤキ
樹高 22m(注2)
目通り幹囲 9.8m(注2)
推定樹齢 800年(注2)
所在地の地名 長野県伊那市山寺区上村町
 
〃 3次メッシュコード 5337−67−17
 〃 緯度・経度 北緯35度50分55.7秒
           東経137度57分48.1秒
伊那市指定天然記念物(2000年3月15日指定)
撮影年月日 2002年5月26日

注1)正式名称は「山寺の白山社八幡社合殿のケヤキ」だが、少々長すぎるので、地名のみ冠して、私が勝手に省略した。案内板の設置者・設置年月とも不詳だが、木の傍に伊那市教育委員会が標柱を設置していることから推測して、案内板も伊那市教委が設置したと思われる
注2)現地の案内板による





 伊那北高校の北東、狭いゴチャゴチャした道を抜けると、白山社と八幡社の合殿と老ケヤキがある。木の周囲は、さほど広くない広場と、2台ほどのスペースの駐車場。
 ここは長野県無形民族文化財「やきもち踊り」の場である。この木の下で、250年間も踊り継がれてきた。
 案内板に、明治10年(1877)頃の「長野県町村誌」に当神社が掲載され、「社地中に槻の老樹あり。周二丈二尺、高さ凡そ二十五間許、遙に雲表に秀づ一大樹なり」と記されていることが紹介されていた。今の単位に換算すれば、周囲6.6m、樹高45m。当時の樹勢のすばらしさを想像することができる。
 昭和に入ってから、落雷や大風などの天災のほか、花火の火が燃え移ったり、近くで発生した火災に巻き込まれるなど、多くの辛酸をなめた。現在は皮1枚でやっと生きているような状態だが、これでも以前よりは樹勢が回復してきているという。
 是非、長生きして、いつまでも「やきもち踊り」を見ていてほしいものだ。
 
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