ページタイトル:郷城の桂の木 当サイトのシンボルマーク

画像:郷城の桂の木 名称 郷城の桂の木 (ごうじょうのかつらのき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 カツラ
樹高 13m(注2)
目通り幹囲 5.7m(注2)
推定樹齢 200〜299年(注2)
所在地の地名 島根県出雲市佐田町朝原(あざばら)名梅(なばい)(注3)
 〃 3次メッシュコード 5232−66−93
 〃 緯度・経度 北緯35度14分56.6秒
           東経132度47分14.4秒
出雲市指定天然記念物(1987年1月1日指定)
撮影年月日 2025年6月19日

注1)出雲市文化財課が設置(設置年月不詳)。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による





 松江自動車道吉田掛合(よしだかけや)インターチェンジの北西約7km。国道54号と国道184号の間に、陣ヶ丸(じんがまる)という名前の山があり、そこから標高400〜500mの稜線が北に延びている。
 この稜線が出雲市と雲南市の市境である。その途中、標高565mのピーク(山名不詳)の北西麓に左図のカツラが立つ。
 名梅集落から南の谷奧に向かう細い舗装路があり、標高440mほどの峠を越えて寺尾方面に通じている。
 カツラが立つのは峠よりも400mほど名梅寄り。車窓から樹冠の頂部が見える。(脇見運転注意)
 道を挟んでカツラの反対側に家が見えたので訪ねた。多分、カツラの所有者だろうと思ったことと、カツラを撮影する間、車を駐めさせていただくためである。(この道は車1台がやっとという道幅しかない)
 やはりカツラの所有者の方だった。
 とても親切な方で、願いを快諾して下さっただけでなく、わざわざカツラのところまで案内して下さった。
 斜面の一角にカツラ、スギ、タブノキが並んでいる。
 カツラの根元には小さな祠。金屋子神を祀っている。カツラも神木とされてきたのだろうと思われる。
 撮影を終え、礼を述べて帰ろうとしたら、「せっかくだからお茶でも」と引き留められた。お手製の漬物とお茶がもう用意してある。
 ご主人は私と同じ団塊の世代で、土地柄は異なっても話はよく合う。子供時代の話が多くなるのは懐古趣味ばかりでなく、私達の世代は幼児・児童のうちに今では考えられぬほど多くの経験をしたからだ。そして、最後は「最近子供の姿を見なくなった」という話になる。
 本当に楽しい時間を過ごさせていただいた。
 後日、話が弾みすぎて、肝腎なことを尋ねるのを忘れたことに気づいた。樹名の「郷城」とは何かという件である。
 天然記念物であることから、市の文化財課の方もご存知に違いないと思い、メールさせていただいたところ、担当者の方から丁寧なお返事があった。
 「郷城」は、名梅のなかの、カツラが立つ場所を含む狭い地域を指す地名だとのこと。由来については、この近くの山上に昔小さなお城があったことからそう呼ぶようになったと伝わっているそうである。(所有者のAさん、文化財課のKさんに改めて感謝)
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