ページタイトル:芳ヶ崎のクロガネモチ 当サイトのシンボルマーク

画像:芳ヶ崎のクロガネモチ_1


画像:芳ヶ崎のクロガネモチ_2
名称 芳ヶ崎のクロガネモチ
    (はがさきのくろがねもち)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 クロガネモチ
樹高 15m(注2)
目通り幹囲 3.4m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 三重県桑名市芳ヶ崎
 〃 3次メッシュコード 5236−44−79
 〃 緯度・経度 北緯35度04分11.4秒
           東経136度37分02.7秒
桑名市指定天然記念物(1966年11月22日指定)
撮影年月日 2019年3月31日

注1)桑名市教育委員会が設置(設置年月不詳)。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)三重県緑化推進協会「三重の巨樹・古木」による





 桑名市中心部から見ると西方、三岐鉄道七和(ななわ)駅の北東300mほどのところに天皇八幡社(てんのうはちまんしゃ)が鎮座する。(八幡神社と記した地図も見かけるが、神社庁への登録名は天皇八幡社である)
 社殿との位置関係から想像すると、現在は生活道路となっている南に延びる道は、もとは八幡社の参道だったのではあるまいか。左図のクロガネモチは、金網に囲まれて、その道路脇に立っている。
 壁一枚隔てた背後は、ヤマモリという名前の食品製造工場。
 同工場の所在地は桑名市森忠。クロガネモチが立つ場所は芳ヶ崎。マピオンの地図で確認したら、このあたり、「丁目」のついたところは比較的整然と区画されているが、古くからの地名は、飛地がやたらに多く、とても入り組んでいる。
 このように複雑な区分は、行政当局のみならず、住民にとっても不便だと思うのだが、どうしてこのようになってしまったのだろうか。
 マピオンによれば、クロガネモチが立つ場所は森忠ということになる。しかし、ここは天皇八幡社の所有する土地の一部だろうから、神社の住所と同じ芳ヶ崎なのだろう。この飛地部分があまりに狭いので、マピオンに載らなかったのかも知れない。
 閑話休題。
 片側をアスファルトで固められ、窮屈な場所に立っているのだが、目下、クロガネモチの樹勢は良好に見える。アスファルトの下を横切ったり、あるいは工場の地下に伸びている根がまだ元気なのだろう。
 大きな樹冠を持つ、すばらしいクロガネモチなだけに、いつまでもこの樹勢を維持して欲しいものだ。
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