ページタイトル:波々伎神社のシイ サイトのシンボル

画像:波々伎神社のシイ_1

画像:波々伎神社のシイ_2
名称 波々伎神社のシイ (ははきじんじゃのしい)
名称の典拠 なし
樹種 スダジイ
樹高 25m(注1)
目通り幹囲 7.0m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 鳥取県倉吉市福庭(ふくば)
 
〃 3次メッシュコード 5333−16−58
 
〃 緯度・経度 北緯35度27分54秒
           東経133度51分14秒
国指定天然記念物(1934年5月1日、「波々伎神社々叢」として境内林全体を指定)
撮影年月日 2009年4月11日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による





 波々伎神社の社叢は、全体として国の天然記念物に指定されている。かつての「伯耆二の宮」の神域として、長く自然のままに保たれてきたことが、主たる理由らしい。
 確かに、今も自然林の雰囲気が色濃く残っている。また、社叢の一角には、古墳時代後期(7世紀前半)の福庭古墳(直径35mの円墳。石室は長さ9.5m、幅2.2m。鳥取県指定史跡)もあり、古くから神域であったことも間違いない。(福庭古墳以外にも多くの古墳がある)
 社叢を全体として見ると、照葉樹がほとんど。自然林ゆえ様々な樹種が入り混じっているが、スダジイが優先種のようだ。
 旧環境庁資料に、目通り7.0mのスダジイがあることになっている。
 境内がどこまで広がっているか知らず、社叢の奥深くまで入ったわけでないので、確かなことは言えないが、7mの巨体は、しかし見あたらない。ただし、5m前後のスダジイ巨木の数はかなりある。
 写真は、参道途中で見かけたもの。7mまではなさそうだが、これも5m前後はありそうだ。
 平凡社「鳥取県の地名」によれば、波々伎神社は「延喜式」神名帳に載る古社で、祭神は事代主神(ことしろぬしのかみ)・下照姫神(したてるひめのかみ)・天稚彦神(あめのわかひこのかみ)など9柱。伯耆国造の祖神を祀ったものと伝えている。
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