ページタイトル:花岡東上のサイカチ 当サイトのシンボル

画像:花岡東上のサイカチ(幹と並ぶ)

画像:花岡東上のサイカチ(全景)
名称 花岡東上のサイカチ
    (はなおかひがしかみのさいかち)
名称の典拠 なし
樹種 サイカチ
樹高 13m(注1)
目通り幹囲 5.4m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 栃木県塩谷郡高根沢町花岡(東上)
 〃 3次メッシュコード 5440-70-81
 〃 緯度・経度 北緯36度39分22.7秒
           東経140度00分55.5秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2012年9月29日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版(Ⅰ)」による





 サイカチは、マメ科に属する。
 童話「ジャックと豆の木」などから想像するマメの木とはかなり様子が異なり、ずんぐりした姿で、若い枝には鋭いトゲをつける。しかし、夏から秋にかけて実らせる果実を見れば、マメ科だと納得できることだろう。
 サポニンを多く含むため、この実を食べることは出来ない。その代わり、莢(さや)を水で揉み出すとよく泡立つ。かつては、それを石鹸のように用いたらしい。また、利尿薬として用いることもあったという。(漢字では皁莢と書く)
 各地に残るサイカチの巨木は、大抵、屋敷内か、集落近くの道路沿いにあるように思われる。上記のような恵みを利用するため、人為的に植えられたのだろうか。
 このサイカチも、旧家らしきお屋敷の、立派な長屋門の隣に立つ。
 本体部分はかなりの古木と言ってよさそうだ。枯れてしまった部分もある。しかし、若い枝もたくさん出ていて、実もたくさんつけている。徐々に世代交代しつつあるといったところか。
 JR烏山線下野花岡駅の北東約1km、東上集落内の三叉路近くに立っている。
 
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