ページタイトル:東坂上神社の樟 当サイトのシンボル

画像:東坂上神社の樟(幹と並ぶ)

画像:東坂上神社の樟
名称 東坂上神社の樟
    (ひがしさかのうえじんじゃのくす)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 クスノキ
樹高 32m(注1)
目通り幹囲 7.1m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 熊本県玉名郡南関町豊永
 〃 3次メッシュコード 4930−44−35
 〃 緯度・経度 北緯33度01分42.9秒
           東経130度34分18.4秒
南関町指定天然記念物(1993年11月22日指定)
撮影年月日 2011年8月5日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による





 九州自動車道と県道4号(玉名八女線)に挟まれた台地上に坂上神社(さかのうえじんじゃ)が2つある。どちらの鳥居も宝満宮の額を掲げている。
 両社は、直線距離にして約300m。いずれにも立派な社叢があり、それぞれの位置から互いによく見える。
 少々紛らわしいからか、モミとイチョウが目立つ社叢を持つ方には「坂ノ上神社」、大クスノキがある方には「東坂上神社」の名がついている。
 東坂上神社は桑水(くわみず)集落の北西端に鎮座している。近くまで行けば、上記のように立派な社叢が目に入る。
 大クスノキは境内に入ってすぐ。向かって右手。
 やや道路側に傾いて立っている。立ち上がって間もなく5幹に分かれ、大きな樹冠を支えている。樹冠の一部は道路を横切り、道の反対側にまで達している。
 環境省巨樹データベースでは7.1mとされている(2011年8月現在)が、実際はずっと大きい。
 環境省の測定要項に従うと、上図の人物(身長178cm)の胸の高さで幹囲を測ることになる。ごらんのように、そのあたりが最も細いわけだが、実測したら8.7mあった。(7.1mと報告されたのは1988年。23年間に1.6mも太ったとは考えにくいのだが…)
 樹勢も良好。このまま順調に生長を続ければ、幹囲10mに達するのもそう遠くなさそうだ。
 将来が楽しみな大クスノキである。
 
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