ページタイトル:比木神社のチシャノキ 当サイトのシンボルマーク

画像:比木神社のチシャノキ 名称 比木神社のチシャノキ
    (ひきじんじゃのちしゃのき)
名称の典拠 「ひむか巨樹マップ」(注1)
樹種 チシャノキ
樹高 30m(注2)
目通り幹囲 3.6m(注2)
推定樹齢 300年(注2)
所在地の地名 宮崎県児湯郡木城町椎木(比木)
 〃 3次メッシュコード 4831−13−96
 〃 緯度・経度 北緯32度09分56.4秒
           東経131度27分02.0秒
木城町指定天然記念物(2003年2月7日指定)
撮影年月日 2018年3月20日

注1)宮崎県林務部の企画編集により、鉱脈社から刊行。一方、天然記念物指定名称は「比木神社チシャノキ」で「の」がない
注2)上記「ひむかの巨樹マップ」による





 木城町(きじょうちょう)を貫いて流れる小丸川(おまるがわ)右岸。比木橋から南に下ったところに比木神社が鎮座する。
 仁寿2年(852)の創建と伝える。江戸時代には高鍋藩主秋月家の氏神とされ、貞享3年(1686)の高鍋藩寺社帳に、神領52石5斗、現米8石と記されているという。そして、その約百年後の寛政4年閏2月12日(グレゴリオ暦では1792年4月3日)に比木神社を訪ねた高山彦九郎(たかやまひこくろう)は、「筑紫日記」に社領75石、参勤交代の折には高鍋藩主が参詣した、と記しているらしい。(平凡社「宮崎県の地名」による) 江戸時代を通じて厚く尊崇され続けてきたことが窺われるように思う。
 広大な駐車場に車を置いて表参道を進む。
 左図のチシャノキは本殿に向かって右の樹林内。社殿側の縁(へり)に立っている。
 対面した感じでは、上記幹囲データは大きすぎるのではないだろうか。環境省データベースの数値である280cmの方が近いかもしれない。
 しかし、全国にチシャノキ巨木は数少ない。ほかのチシャノキ巨木たちと比べると、樹勢も良く、なかなか見事なチシャノキである。
 このまま樹勢が維持できれば、いずれデータに追いつき、追い越すことだろうと思われる。
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