ページタイトル:広戸神社の尼子スギ ロゴ:人里の巨木たち

画像:広戸神社の尼子スギ(幹と並ぶ) 名称 広戸神社の尼子スギ
    (ひろどじんじゃのあまごすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 28m(注2)
目通り幹囲 5.6m(注2)
推定樹齢 500年(注2)
所在地の地名 岡山県津山市大吉(おおよし)(注3)
 〃 3次メッシュコード 5234−51−50
 〃 緯度・経度 北緯35度08分06.6秒
           東経134度07分55.6秒
津山市指定天然記念物(1980年4月1日指定)
撮影年月日 2016年3月25日

注1)「東美作路名木百選」に選ばれたことを示す高札形案内板(2000年3月に勝英地方振興局が設置)。ただし天然記念物指定名称は「広戸神社境内のスギ」
注2)旧勝北町教育委員会が設置した、上記とは別の案内板による
注3)2005年2月28日、津山市に合併。旧行政区は勝田郡勝北町





 陸上自衛隊日本原演習場の西に大吉という地名がある。「だいきち」ではなく「おおよし」と読むのだが、何となく良いことがありそうで、訪ねる気分は悪くない。
 現在の住所表示に「広戸」はないけれども、かつてこのあたりは広戸と呼ばれ、国人広戸氏が治めていた。(今も広戸川や、広戸小学校の名前に名残りが見える)
 天文2年(1533)、出雲の尼子経久(あまごつねひさ)が美作国北部に侵攻。国人広戸弾正広家が立てこもる矢櫃城(やびつじょう)を攻めた。その際、広戸神社も焼失した。戦さの後、尼子氏は社殿を新築し、社頭にスギとフジを植えたと伝えられている。(案内板より)
 そのスギが今日の「尼子杉」(左図)だとされている。
 平成20年(2008)建立の新しい石鳥居のすぐ先、向かって右手に立っている。
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