ページタイトル:八幡人丸神社御旅所のヒノキ 当サイトのシンボル

画像:八幡人丸神社御旅所のヒノキ(幹と並ぶ)

   
名称 八幡人丸神社御旅所のヒノキ
    (やはたひとまるじんじゃおたびしょのひのき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 ヒノキ
樹高 20m(注2)
目通り幹囲 5.1m(注2)
推定樹齢 200〜299年(注2)
所在地の地名 山口県長門市油谷新別名(注3)
 〃 3次メッシュコード 5131−40−45
 〃 緯度・経度 北緯34度22分24.8秒
           東経131度03分52.7秒
山口県指定天然記念物(1969年12月5日指定)
撮影年月日 2012年7月26日

注1)正しくは、案内板の表記は「八幡人丸神社御旅所のヒノキ巨樹」(天然記念物指定名称も同じ)。勝手に「巨樹」を省略させてもらった
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注3)2005年3月22日、長門市に合併。旧行政区は大津郡油谷町





 かつてここには八幡宮があった。明治40年(1907)に人丸神社と合併して遷座、八幡人丸神社となった。そしてその後、八幡宮旧地であるこの地は同神社の御旅所となった。(案内板より)
 八幡宮と人丸神社が合併したのだから、「はちまんひとまるじんじゃ」になったのかと思えば、案内板のふりがなは「はちまん」ではなく「やはた」。上記の読みはそれに従った。
 今は御旅所となった境内の中央に、異形のヒノキが立っている。
 普通、ヒノキといえば、円錐形の樹冠をもつ、植林されたヒノキの姿が頭に浮かぶ。しかし、ときどき、丸い樹冠を戴くこんなヒノキに出会うことがある。
 それらに共通するのは、側枝を多く発して、それが大きく発達すること。いわばウラスギのヒノキ版と言ってもいいだろうか。大久保のヒノキが代表格だ。
 この木の場合は、ある程度背は高くなったが、まだ細かった時期に途中で主幹を失い、そこから支幹が伸びたのだろうか。(当否不明)
 大きさにまだ物足りない感じがあるものの、その分、折損枝が少なく、整った樹冠を戴いている。
 一度見たら、忘れられそうにないヒノキの1本だと思われる。
 
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