ページタイトル:人吉城址のムクノキ 当サイトのシンボル

画像:人吉城址のムクノキ(幹と並ぶ) 名称 人吉城址のムクノキ (ひとよしじょうしのむくのき)
名称の典拠 なし
樹種 ムクノキ
樹高 24m(注1)
目通り幹囲 6.4m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 熊本県人吉市麓町
 〃 3次メッシュコード 4830−26−41
 〃 緯度・経度 北緯32度12分40.8秒
           東経130度45分42.5秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2011年8月8日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による





 大橋と水ノ手橋の間、球磨川(くまがわ)の左岸堤防上に、このムクノキが立っている。
 球磨川と市街を背景に、なかなか堂々とした姿だ。
 ここは人吉城の跡地にあたる。人吉城は、鎌倉時代、地頭としてこの地に来た相良長頼(さがらながより)が居城してより、明治の廃藩置県で城が廃されるまで、実に35代、670年にわたって相良氏の居城であり続けた。このムクノキも、その歴史のいくらかを見てきたはずだ。
 ムクノキは、竹垣を挟んで、根元の姿を大きく変えている。一方は、ムクノキ特有の板根を大きく発達させ、他方は、いくつもの根に分かれて複雑に絡みあう。この姿から見て、2本の融合木の可能性が高そうだ。
 なお、城址には、このムクノキ以外にも巨木が多く、それらを眺めながら、ゆっくり散歩するのもよさそうだ。水ノ手橋の近くには、目通り4.4mのイチイガシ(市指定天然記念物)もある。
 
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