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名称 火山峠芭蕉の松 (ひやまとうげばしょうのまつ)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 アカマツ
樹高 11m(注1)
目通り幹囲 3.1m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 長野県駒ヶ根市東伊那
〃 3次メッシュコード 5337−57−29
〃 緯度・経度 北緯35度46分40.7秒
東経137度59分13.9秒
駒ヶ根市指定天然記念物(1970年4月24日指定)
撮影年月日 2024年10月17日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
天竜川左岸の山中、県道18号(伊那生田飯田線)の火山峠から道なりに駒ヶ根市側へ約600m。路傍に俳聖芭蕉の名をもらったアカマツが見えてくる。斜面下部に立つ、笠松と称したくなるような樹形の松だ。
芭蕉の松と呼ばれているが、松尾芭蕉がこの松に言及したことはなく、また、ここを通ったこともない。根元に芭蕉の句碑があるから、というのが命名の由来らしい。句碑までもありがたがられるほど、芭蕉は人々に親しまれ、また尊敬されているということであろう。
芭蕉の松は、少しばかり無理な場所に立つことから、なかなか趣きのある姿をしている。
自然樹形だと思われるが、樹高に対して枝張りが大きく、樹冠が斜面に沿って広がっている。
今は支柱も施され、地域の宝として大切にされている。
松枯病被害がまだ終息していないなか、今後も元気に大きくなって欲しいと願う。 |
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