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画像:本誓寺のケヤキ

画像:本誓寺のケヤキ(幹と並ぶ)
名称 本誓寺のケヤキ (ほんせいじのけやき)
名称の典拠 なし
樹種 ケヤキ
樹高 15m(注1)
目通り幹囲 5.3m(注1)
推定樹齢 500年(注1)
所在地の地名 富山県富山市田中町4丁目
 
〃 3次メッシュコード 5537−01−39
 
〃 緯度・経度 北緯36度41分48.6秒
           東経137度14分25.0秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2006年5月4日

注1)2005年6月に桂書房より刊行された「とやまの巨木探訪」による(泉治夫・内島宏和・林茂編)





 浄土宗本誓寺は、富山地方鉄道稲荷町駅の東800m。住宅街にある寺である。
 本堂の東に、このケヤキが立っている。
 東から見ると、地上3mほどで南北2部分に大きく分かれ、「Y」字形に、何かを支えているような樹形だ。(太い紐のように見えるのは、絡みついたフジ)
 この木の存在を知ったのは、富山県内巨木のバイブルとも言うべき「とやまの巨木探訪」によってである。平成元年(1989)の旧環境庁調査に洩れた巨木も多数掲載されており、大いに参考にさせていただいた。
 同書によれば、一昨年夏までは、幹がもっと高くまで伸びていた。2004年9月の台風により折れてしまったらしい。しかし、樹勢には影響が少なかったようで、新緑の季節になって、万遍なく若葉をつけている。
 ところで、同書ではこの木をムクノキとしているが、私見では、樹皮の様子、葉脈、鋸歯の形態、どれをとってもケヤキだと思われる(6月24日に再訪問して成葉を確認)。
 それで、当サイトでは「本誓寺のケヤキ」としたが、実のところ、私の樹種鑑定力は、図鑑と首っ引きでも覚束ない程度である。当否については識者のご判断を待ちたい。

※日本の母乳信仰について研究しておられる奥起久子先生からメールをいただき、このケヤキが伐採されたことを知った。添付して下さった写真を拝見すると、地表すれすれで伐られ、地表面も平らに均されている。また1本、巨木が失われてしまった。(2022/12/14追記)
 
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