ページタイトル:幌呂開拓記念樹 当サイトのシンボルマーク

画像:幌呂開拓記念樹 名称 幌呂開拓記念樹 (ほろろかいたくきねんじゅ)
名称の典拠 「2018 北海道の巨樹・名木150選」(注1)
樹種 ミズナラ
樹高 20m(注2)
目通り幹囲 6.1m(注2)
推定樹齢 500年(注2)
所在地の地名 北海道阿寒郡鶴居村幌呂
 〃 3次メッシュコード 6444−62−41
 〃 緯度・経度 北緯43度12分30.3秒
           東経144度15分51.2秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2019年6月10日

注1)今田秀樹著。2018年11月22日刊行
注2)上記「2018 北海道の巨樹・名木150選」による





 学校や郵便局、寺社が集まる幌呂地区中心部の北、幌呂川(ほろろがわ)に支流のモホロロ川が合流する地点から北北東に500mほど、道道829号(幌呂原野鶴居線)の東に立つミズナラ。すぐ近くのバス停の名前は支幌呂。
 鶴居村(つるいむら)の村名は、村南部に広がる釧路湿原に集うタンチョウに由来するが、「ほろろ」はアイヌ語に基づく地名のようだ。
 道立アイヌ民族文化研究センターのウェブサイトによれば、『川や沢を意味する地名のアイヌ語には、多く「ペツ」や「ナイ」が用いられ』るが、アイヌ語地名研究者山田秀三(やまだひでぞう)氏によると、北海道東部では川の名に「ホロ」がつく例があり、地域によって呼び方が違うのでないかということである。その例の一つがこの幌呂である。(「ホロ・ル」(川の・道)に由来するとされる)
 地図を俯瞰すると、確かにこのあたりでは多くの川が並行して湿原に流れ込んでいる。(それらには「ナイ」や「ベツ」のつく川もある。ホロナイ川というのもある)
 話が脱線してしまった。
 ミズナラは川から離れていて、川とは関係が無さそうだ。
 以前はむしろ山の神として祀られていたらしい。昭和55年(1980)に幌呂地区が開拓50周年を迎えるにあたり「開拓記念樹」として保護することになったということである。(「2018 北海道の巨樹・名木150選」による)
 広々とした場所に立つ独立木であり、道道を走っていると、自然に目に入る。
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