ページタイトル:北条氏墓地のスギ ロゴ:人里の巨木たち

画像:北条氏墓地のスギ 名称 北条氏墓地のスギ (ほうじょうしぼちのすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 47m(注1)
目通り幹囲 7.0m(注1)
推定樹齢 伝承700年(注2)
所在地の地名 熊本県阿蘇郡南小国町満願寺
 〃 3次メッシュコード 4931−40−87
 〃 緯度・経度 北緯33度04分38.0秒
           東経131度05分45.2秒(注3)
天然記念物指定 なし(注4)
撮影年月日 2015年3月18日

注1)環境省巨樹データベース(2011年調査)による
注2)このスギたちは、ここに墓所が設けられた時に植えられたと伝承されていることから
注3)これが左図、左側のスギの位置
注4)大杉群は熊本県指定史跡「満願寺石塔群 附杉群」(1965年2月25日指定)の一部である。天然記念物ではないが、文化財として大切にされていることに変わりはない





 満山神社の近くに、阿蘇北条氏3代の墓地がある。
 北条時頼の異母弟にして阿蘇氏の祖北条時定(ときさだ。のち為時と改名。1290没)を中央に、向かって左は、時定の弟で、のち養子となって家督を継いだ定宗(さだむね。1295没)、右は、時定の嫡男で阿蘇氏第3代となった随時(ゆきとき。1321没)の墓である。いずれも元寇の恐怖におののく時代の鎮西奉行であった。これらは随時の子、治時がこの地を去るにあたって建立したものだという。(案内板による)
 お訪ねになると、意外に簡素な墓塔であることに驚かれるのではないだろうか。
 大杉は、金比羅スギ満山神社のスギ吉原大神宮神木のスギに近い遺伝子を持つスギだと思われる。
 もっと大枝がたくさん残っていたときには、なかなか力強い姿のスギだったことだろう。
 幹囲については、実際はもっと細いように思われたが、実測したわけではないので、私の見当違いかも知れない。 
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