ページタイトル:法内の八本杉 サイトのシンボル

画像:法内の八本杉(幹と並ぶ)

画像:法内の八本杉

画像:法内の八本杉(山道から見る)
名称 法内の八本杉 (ほうないのはっぽんすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 40m(注2)
目通り幹囲 11.5m(注2)
推定樹齢 700年(注3)
所在地の地名 秋田県由利本荘市東由利法内(注4)
 
〃 3次メッシュコード 5940−02−11
 
〃 緯度・経度 北緯39度20分52.7秒
           東経140度15分43.8秒
秋田県指定天然記念物(1984年3月10日指定)
撮影年月日 2008年8月8日

注1)設置者名、設置年月日ともに不詳
注2)2000年に実施された環境省フォローアップ調査による
注3)林野庁と巨樹・巨木保護中央協議会が連名で設置した「森の巨人たち100選」案内板による
注4)2005年3月22日、1市7町が合併して由利本荘市誕生。旧行政区は由利郡東由利町





 「森の巨人たち100選」に選ばれて以来、八本杉に向かう旧東由利町の道路のあちこちに「古代大木と旧街道のみち」と名付ける道標が設置され、容易に辿り着けるようになった。
 八本杉は十二前集落から北西に向けて谷を遡ったところ。ここにも道標が設置されている。道も、予想に反して舗装道路だった。
 自動車道は、八本杉に至る遊歩道の入口まで続いている。探訪者用の駐車場に車を置き、案内表示に従って歩き始める。
 遊歩道はとてもよく整備されていて、歩きやすい。水はけを考えて小さな砕石が敷き詰めてある。とは言っても、大雨の際にはここを水が流れるようで、流れが緩くなる個所には落葉が積もっている。

画像:法内の八本杉(遊歩道)
八本杉への道   

 駐車場から約7分、八本杉に着いた。
 周辺は切り開かれ、八本杉と心ゆくまで対峙できる空間が設えられている。
 合体木だと思われ、樹齢も300年までないのかも知れないが、さすがに堂々たるボリューム感である。昔から崇められてきたとしても不思議ではない。根元には小さな祠が置かれている。
 八本杉というからには、幹が8本あるのだろうと数えてみたが、どうもおかしい。私が見たところでは、太くて立派な幹が5本。それよりかなり細いが、よく見ると辛うじて生きている幹が1本、既に枯れてしまった幹が1本。どう数えても全部で7本しかない。
 もとは8本あったが1本は失われてしまったのか、それとも、もともと太い幹は7本しか無かったが、末広がりで良い数とされる「八」にこだわって名付けたものか。
 真実はいったいどうなのだろうか。
 
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