ページタイトル:麓のイチョウ 当サイトのシンボル

画像:麓のイチョウ(幹と並ぶ)

名称 麓のイチョウ (ふもとのいちょう)
名称の典拠 なし
樹種 イチョウ
樹高 25m(注1)
目通り幹囲 8.3m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 熊本県球磨郡あさぎり町上南字麓(注2)
 〃 3次メッシュコード 4830−27−43
 〃 緯度・経度 北緯32度12分15.4秒
           東経130度54分53.7秒
あさぎり町指定天然記念物(1987年1月28日指定)
撮影年月日 2011年8月9日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
注2)2003年4月1日、球磨郡内の1町4村が合併してあさぎり町誕生。旧行政区は球磨郡上村





 麓集落の南端に位置する旧家の裏庭に、このイチョウが立っている。
 朝の9時にはまだしばらくある。ちょっと早すぎるかな、とも思ったのだが、思い切って訪ねた。奥様が応対に出て下さり、快く受け入れて下さった。にこやかで快活そうな奥様だった。
 「農家なので、散らかっていますが…」ということだったが、とんでもない。とてもきれいに片付いている。勤勉な性格でいらっしゃるのだろう。
 イチョウは、一見して2本の太い幹+中小幹が癒着したように見えるが、当否については未確認。全体としてはかなりの大きさだ。樹勢も悪くない。
 雌株で、毎年たくさんのギンナンをつけるらしい。奥様の話では、果肉(学問的には果肉と言わないようだが)を取り除き、きれいにした状態で100kgほど穫れるそうだ。その作業がいかに大変かを知っている私としては、その数字に驚くばかり。
 見学を終え、礼を述べて返ろうとしたら、ご主人が朝仕事から帰ってこられた。ご主人も歓迎して下さった。
 優しく、働き者のご夫婦に見守られ、イチョウも幸せなことだろう。
 
ボタン:熊本県の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る