ページタイトル:生目神社のイチョウ 当サイトのシンボル

画像:生目神社のイチョウ 名称 生目神社のイチョウ (いきめじんじゃのいちょう)
名称の典拠 なし
樹種 イチョウ
樹高 34m(注1)
目通り幹囲 6.2m(注1)
推定樹齢 300年(注2)
所在地の地名 宮崎県宮崎市生目(いきめ)
 〃 3次メッシュコード 4731−63−90
 〃 緯度・経度 北緯31度55分05.3秒
           東経131度22分37.6秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2012年8月3日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
注2)「みやざきの巨樹百選」案内板による





 生目神社は、かつて生目八幡宮とも呼ばれ、主祭神は品陀和気命(ほむだわけのみこと=応神天皇)と藤原景清の2柱。
 前者はいわゆる八幡神であるから理解できるとしても、後者は平景清ともいい、源平合戦の敵方だ。源氏の氏神である八幡神と同居しているとはどういうことか。
 Wikipediaによると、景清は「悪七兵衛」の名がつくほどに勇猛な人物であった。源平合戦後、源頼朝に捕らわれたが、いまさら源氏の栄華を見たくないと、自ら両目をえぐり出した。世の無常に感ずるところがあったか、源氏への復讐を放棄する意味もあった。それを聞いた頼朝は、その潔さを賞し、日向国に300町の土地と日向勾当の職を与えた。
 景清没後、その両眼を八幡宮に祀ったことから、生目八幡宮と称するようになったという。
 実は、「生目神社」という変わった名の由来については、ほかにも諸説あるようだ。しかし、失礼ながら、この話が一番面白い。
 このイチョウのあずかり知らぬ、遠い昔の話である。 
 
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