ページタイトル:一貴山のイチョウ 当サイトのシンボルマーク

画像:一貴山のイチョウ 名称 一貴山のイチョウ (いきさんのいちょう)
名称の典拠 環境省巨樹データベース
樹種 イチョウ
樹高 38m(注1)
目通り幹囲 5.3m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 福岡県糸島市二丈一貴山(注2)
 〃 3次メッシュコード 5030−11−91
 〃 緯度・経度 北緯33度30分08.6秒
           東経130度08分43.0秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2025年3月29日

注1)環境省巨樹データベース(2017年調査)による
注2)2010年1月1日、1市2町が合併して糸島市誕生。旧行政区は糸島郡二丈町





 一貴山は集落名。二丈岳(711m)北東斜面下部で2つの川が合流、谷が少し広くなった場所に出来た集落である。
 かつて当地方に、清賀(せいが)上人が開いた7つの寺があり、それらは怡土(いと)七ヶ寺と呼ばれた。
 それらのなかで最大の規模を誇ったのが夷巍寺(いきじ)で、ここ一貴山の地にあった。集落入口の仁王門は夷巍寺の遺構だという(弘化3年再建)。
 文字は異なるが、夷巍寺の名と一貴山の地名は無関係でないように思われる。
 一貴山の巨木では、かつて仁王門のクスノキを紹介したことがあるが、今回はイチョウである。
 イチョウが立つのは仁王門の西南西約250m。
 「瑞雲」の扁額を掲げる青い瓦屋根の建物が1棟あって、その前には平面があり、周縁部には石仏や石塔が集められている。どうやら、ここはお寺の跡地らしい。
 帰宅後、糸島市観光協会のウェブサイトを拝見して、この場所について少しわかった。
 戦火で怡土七ヶ寺すべてが失われた後、村人たちは昔を慕って小さなお堂を作り、残された仏像を安置した。その御堂を無量院と称したようだが、今はそれも無く、村の地図では「無量院址」とされている。
 イチョウは、主幹がそのまま高みにまで直立するタイプ。樹高も高い。
 樹勢も良さそうで、3月は左図のような姿だが、葉を黄金色に変える季節には、きっと見事な姿を見せてくれることだろう。
 集落内では、「無量院跡のイチョウ」と称した方が通りが良いのかも知れない。 
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