ページタイトル:伊久比売神社のクスノキ ロゴ:人里の巨木たち

画像:伊久比売神社のクスノキ(幹と並ぶ)
 拝殿に向かって左手に立つクスノキ
名称 伊久比売神社のクスノキ
    (いくひめじんじゃのくすのき)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 21m/23m(注1)
目通り幹囲 7.5m/6.8m(注1)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 和歌山県和歌山市市小路(いちしょうじ)
 〃 3次メッシュコード 5135−31−03
 〃 緯度・経度 北緯34度15分22.7秒
           東経135度10分17.2秒
和歌山市指定天然記念物(2016年5月12日)(注3)
撮影年月日 2014年3月24日

注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による。いずれも前者が左側のクスノキのデータ
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 近畿版」による
注3)訪問の2年後、和歌山市から文化財(天然記念物)指定を受けた。指定名称は「伊久比売神社の楠樹(いくひめじんじゃのくすのき)」





 伊久比売神社は、紀の川(きのかわ)右岸。ロンドン・オリンピックの女子体操選手・田中理恵さんの母校である県立和歌山北高校の北北東200mほどの市街地に鎮座する。
 紀の川からは1kmほど離れているのだが、過去にたびたび洪水に遭い、また兵火も受けて、縁起については詳らかでないようだ。徳川頼宣(とくがわよりのぶ。紀州藩主であったのは1619〜1667)の時代になってから、延喜式神名帳に載る伊久比売神社に同定され、現社号を名乗るようになったという。(和歌山県神社庁の神社紹介ページを参考)
 境内に2本の大クスが立つ。
 環境省巨樹データベースによれば、向かって左の個体の方が大きいとされているが、実際に対峙した感じでは、両者はほぼ同じくらいに思われた。
 いずれにも注連縄が掛けられ、神木として大切にされているようだ。また、ともに、「和歌山市指定保存緑」第44号でもある。
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