ページタイトル:一本木神社のカシワ 当サイトのシンボル

画像:一本木神社のカシワ(全景) 名称 一本木神社のカシワ
    (いっぽんぎじんじゃのかしわ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 カシワ
樹高 25m(注2)
目通り幹囲 3.5m(注2)
推定樹齢 300年(注3)
所在地の地名 長野県大町市常盤上一
 〃 3次メッシュコード 5437−56−68
 〃 緯度・経度 北緯36度28分22.2秒
           東経137度50分55.4秒
大町市指定天然記念物(1991年5月31日指定)
撮影年月日 2013年6月9日

注1)1996年3月に大町市教育委員会が設置。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注3)上記案内板による





 JR大糸線信濃常盤駅の北約700m、国道147号に面して一本木神社があり、境内に市天然記念物のカシワが立つ。
 まっすぐ直立するカシワで、建物に隣接しているため、屋根の一部を切り欠いて、幹が通る場所をカシワに譲っている。
 案内板によれば、このカシワは、かつての社叢の一員だったようだ。陽光を求めて他の木々と競った結果、このような樹形になったのだろうか。
 近縁のクヌギやアベマキほどではないが、カシワもコルク層がよく発達する。これが断熱材として働き(?)、野焼きにあっても枯れてしまうことはないという。
 このカシワにも表面に大きな焦げ痕があるが、樹勢に影響は見られないようだ。
 根元付近に、そのコルク層を大きく切り取った痕がある。コルク層自体は死んだ細胞から成っているので、樹勢に影響することはないかも知れないが、もし、利己的な動機から切り取ったのだとしたら、許せない行為である。
 
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