ページタイトル:伊佐須美神社のサワラ 当サイトのシンボルマーク

画像:伊佐須美神社のサワラ 名称 伊佐須美神社のサワラ
    (いさすみじんじゃのさわら)
名称の典拠 なし
樹種 サワラ
樹高 26m(注1)
目通り幹囲 4.2m(注1)
推定樹齢 伝承350年(注1)
所在地の地名 福島県大沼郡会津美里町宮林(注2)
 〃 3次メッシュコード 5639−16−47
 〃 緯度・経度 北緯37度27分24.9秒
           東経139度50分27.4秒
会津美里町指定天然記念物(1994年4月1日、「伊佐須美神社社叢」の名称で社叢の樹木を一括指定)(注3)
撮影年月日 2017年7月7日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による。これらの数値は、1983年に福島県総合緑化センターが刊行した「緑の文化財」からの転記と思われる
注2)2005年10月1日、大沼郡内3町村が合併して会津美里町誕生。旧行政区は大沼郡会津高田町
注3)境域の一部は長く立入を禁止され、自然林がよく残されている。それらが指定の主眼であるため、もしかしたら、自由に出入り可能な場所に立つこのサワラは天然記念物に含まれていないのかも知れない(未確認)





 伊佐須美神社境内、福島県指定天然記念物のフジの近くに立つサワラ。
 案内板では「天海僧正お手植えの桧」。上記「緑の文化財」では「南光のヒノキ」。
 徳川家康の信頼が厚かった慈眼大師南光坊天海は蘆名氏の出身といわれ、ここ会津美里町(旧会津高田町)で生まれたとされている。その天海が植えたとされたのだから、これまで大切に守られて来たのだろう。
 明治36年(1903)の暴風雨で折損したらしい(「緑の文化財」による)。それから百十数年。現在、地上3mほどで10本ほどの細い幹に分かれているが、暴風雨の際、主幹がここで折れたのだろうか。
 折れはしたものの、その後も樹勢は順調だったようで、現在の幹囲は上記データよりかなり大きいように思われる。もう5mを超えているかも知れない。
 なお、これまでずっとヒノキとされてきたようだが、葉を確かめてみたら、ヒノキでなくサワラであった。
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