ページタイトル:岩嶽神社のスギ 当サイトのシンボル

画像:岩嶽神社のスギ(幹と並ぶ)

名称 岩嶽神社のスギ (いわたけじんじゃのすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 40m(注2)
目通り幹囲 6.1m(注2)
推定樹齢 200〜299年(注3)
所在地の地名 栃木県佐野市作原町(注4)
 〃 3次メッシュコード 5439−54−61
 〃 緯度・経度 北緯36度28分15.4秒
           東経139度30分36.7秒
佐野市指定天然記念物(1989年3月20日指定)
撮影年月日 2012年9月30日

注1)2006年1月に佐野市教育委員会が設置
注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注3)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版(T)」による(1988年調査)
注4)2005年2月28日、佐野市に合併。旧行政区は安蘇郡田沼町





 熊鷹山(1169m)の東斜面に降った雨は、大戸川、小戸川の二つの流れとなって南に下る。7〜8km下ったあと、それらは合流して旗川となり、旧田沼町中心部に向かう。このあたり、平成の市町村大合併以前は、極言すると、谷毎に行政区域が異なっていたと言ってもよさそうな状態で、細長い町や村が隣り合っていた。
 作原の岩嶽神社は、その旗川の中流域。旧田沼町役場からは、県道201号(作原上町線)で谷を14kmほど遡ったところ。右手の山裾に鎮座する。
 案内板によると、明治末(1910頃)までは、境内にスギ大木が30数本あったという。しかし、何かの事情で、このスギ1本を残して、すべて伐採された。
 さらに、昭和40年(1965)頃にも伐採話が持ち上がったらしい。東京オリンピックの翌年、いわゆる高度成長時代のことである。売却金目当てと邪推するが、幸い、氏子さんたちの反対意見が強く、伐られずに済んだ。
 せっかく守ってもらった生命である。元気で天寿を全うしてもらいたいものだ。
 
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