ページタイトル:岩屋のカツラ 当サイトのシンボル

画像:岩屋のカツラ(幹と並ぶ)

画像:岩屋のカツラ
名称 岩屋のカツラ (いわやのかつら)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 カツラ
樹高 20m(注2)
目通り幹囲 15m(注2)
推定樹齢 700年(注2)
所在地の地名 岡山県苫田郡鏡野町岩屋
 〃 3次メッシュコード 5233−67−29
 〃 緯度・経度 北緯35度11分31秒
           東経133度59分05秒
鏡野町指定天然記念物
撮影年月日 2010年8月21日

注1)設置者名・設置年月とも不詳
注2)上記案内板による





 県道75号(加茂奥津線)の岩屋バス停付近から、東の山裾を見ると、スギ純林の一部を広葉樹が占める部分があり、その下に神社らしき建物が認められる。旧岩屋村の鎮守、岩屋神社だ。
 駐車場所を探して車を置き、神社を目指して細い道を辿る。
 広葉樹の部分は、岩屋神社の境内林。「岩屋の森」の名で、昭和52年(1977)、岡山県の「郷土記念物」に指定された。目指す大カツラも、その一員である。
 カツラは神社の裏山に立っている。カツラへの道がないので、浮き石を落とさぬよう気を付けながら、カツラの傍までよじ登った。
 身体の自由がきく者なら、足を滑らせても、せいぜいどこかを擦りむく程度。危険を感じることはなかったが、勾配は決して緩くはない。
 この樹形は、各地の大カツラにしばしば見られるように、多数の幹の集合体が一つの根株を形成しているもの。このカツラでは、比較的幹数が少なく、しかも肝心の中央部を欠いているので、東北地方の大カツラを見慣れた目には、少し物足りないものがある。
 しかし、根株の大きさは十分。近くで見ると、さすがに圧倒される。
 もしかして、岡山県内では最大のカツラかも知れないが、2010年8月現在、環境省の巨樹データベースには登録されていない。
 
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