ページタイトル:神功皇后神社のイチイガシ 当サイトのシンボル

画像:神功皇后神社のイチイガシ(幹と並ぶ)

画像:神功皇后神社のイチイガシ(遠景)
 神功皇后神社遠望。
 標記のイチイガシが屋根の上に見える
名称 神功皇后神社のイチイガシ
    (じんぐうこうごうじんじゃのいちいがし)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 イチイガシ
樹高 20m(注2) 今はもっと低い
目通り幹囲 6.7m(注2)
推定樹齢 500年(注3)
所在地の地名 山口県美祢市西厚保町本郷
 〃 3次メッシュコード 5131−11−31
 〃 緯度・経度 北緯34度06分42.4秒
           東経131度08分42.5秒
山口県指定天然記念物(1978年12月22日指定)
撮影年月日 2012年7月26日

注1)山口県教育委員会と美祢市教育委員会が連名で設置(設置年月不詳だが、天然記念物指定後まもなく設置されたのだろう)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注3)上記案内板による





 中国自動車道美祢西インターの北約400m。山を背に、水田を前に見て、神功皇后神社が鎮座している。
 祭神の神功皇后は、八幡神である応神天皇の母で、日本書紀等では、三韓征伐の立役者とされている。
 境内の由緒書によれば、皇后はこの地で兵を集めたため、「集め村」の名が生じ、それが転じて「厚保村(あつむら。「保」は読まない)」となったとする伝承があるらしい。
 神社の成立はずいぶん遅れて、応永32年(1425)。現下関市長府の忌宮神社(いみのみやじんじゃ)より勧請されたことに始まるという。
 本殿後方に立つイチイガシが山口県から天然記念物指定を受けたのに続き、翌1979年には、社叢全体が美祢市から天然記念物指定を受けた。
 照葉樹を主体とする自然林で、指定当時は、このイチイガシが樹林の主役であったようだ。
 案内板によれば、枝張りは東西18.5m、南北21.5m。「樹勢は旺盛で、この森の主要な樹冠を形成して」いたという。さぞ立派な姿を呈していたのだろう。
 現在、樹冠はすっかり痩せ細り、主幹は半面を失っている。
 樹齢を重ねれば弱ってくるのも当たり前のことなのだが、少々寂しい気持ちになってしまった。
 
ボタン:山口県の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る