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画像:実相院のスギ

画像:実相院のスギ(幹と並ぶ)
名称 実相院のスギ (じっそういんのすぎ)
名称の典拠 なし (私が勝手に命名)
樹種 スギ
樹高 53m(注1)
目通り幹囲 6.1m(注1)
推定樹齢 伝承1000年(注1)
所在地の地名 長野県上田市真田町傍陽(そえひ)萩(注2)
 〃 3次メッシュコード 5438−52−53
 
〃 緯度・経度 北緯36度27分40.6秒
           東経138度17分29.9秒
記念物指定等 なし
撮影年月日 2004年11月6日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注2)2006年3月6日、小県郡の3町村が上田市に合併。旧行政区は小県郡真田町





 県道35号から、洗馬川右岸を1kmほど遡ったところに、天台宗金縄山実相院がある。静かな山裾の、落ち着いた雰囲気の寺だ。
 実相院は、神亀2年(725)に行基(ぎょうき)が開いたと伝える古刹。山号の金縄山(きんじょうざん)は、坂上田村麻呂が、東征の途次、当地の鬼賊を調伏、鉄の鎖で縛り上げた故事に因むと伝えている。境内には鬼石、鬼松などと名付けられた遺跡もある。
 大杉は本堂に向かって左手に立っている。寺の縁起を記した案内板によれば、「神代杉」と称されているらしい。
 環境庁データほどの背丈はないが、スギ独特の樹冠を形成していて、樹勢も良さそうだ。
 境内地の端に位置するため、大杉の立つ付近は、あとから土盛りされたように見える。本来ならば、根はもう少し下にあるのではなかろうか。
 根の伸びる方向がわからないので、確かなことは言えないが、2本の融合木かもしれない。幹断面もかなり扁平である。
 大杉の近く、観音堂下の池は、「実相院の蛙合戦」で有名らしい。蝦蟇の恋の季節に、また訪れてみたい。
 
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