ページタイトル:実成寺跡のイチョウ 当サイトのシンボル

画像:実成寺跡のイチョウ(幹と並ぶ)


画像:実成寺跡のイチョウ(全景)
名称 実成寺跡のイチョウ (じつじょうじあとのいちょう)
名称の典拠 なし
樹種 イチョウ
樹高 31m(注1)
目通り幹囲 6.2m(注1)
推定樹齢 400年(注2)
所在地の地名 岡山県岡山市北区御津野々口(注3)
 〃 3次メッシュコード 5233−17−14
 〃 緯度・経度 北緯34度45分54.4分
           東経133度56分02.5秒
天然記念物指定 なし(注4)
撮影年月日 2010年8月22日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注2)御津町教育委員会が設置した案内板(設置年月不詳)による
注3)2005年3月22日、岡山市に合併。旧行政区は御津郡御津町
注4)合併前の御津町から天然記念物の指定を受けていたが、合併後は天然記念物でなくなったようだ





 JR津山線野々口駅の南の山裾に野々口集落がある。集落の最奥部(南東の方角)には農業用水の溜池があり、緑に覆われた堰堤が、家々の間から見える。
 標記のイチョウは、その堰堤北端の直下。集落内を歩くと、イチョウの樹冠も見え隠れする。
 集落内の道は狭く、入り組んでいるので、車は集落外に置いていった方がよさそうだ。そもそもイチョウのところまで、車では行けない。
 道も分かり難い。水路沿いにまっすぐ進む道があることを見つけることが出来たのは、帰り道の話。初めは道が分からず、とにかく堰堤の南端を目指した。(下図は堰堤上から撮影したイチョウ)
 堰堤の中央に階段があり、それを下るとイチョウへの踏み分け道があった。(訪問されるとしたら、このルートはかなり遠回りなので、集落内で道をお尋ねになった方がいいと思う)
 イチョウが立つ場所には、元禄3年(1690)まで、実成寺という日蓮宗のお寺があった。永禄9年(1566)、京都妙覚寺第20世貫主となった日典もこの寺で学んだらしい。(このイチョウにも日典の手植え伝承がある)
 地上3mほどで、ほぼ同じ太さの2幹に分かれている。合着木なのかも知れない。樹勢は良好に見える。
 葉が黄金色に色づく頃は、きっと見事なことだろう。
 
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