ページタイトル:上行寺のイチョウ ロゴ:人里の巨木たち

画像:上行寺のイチョウ 名称 上行寺のイチョウ (じょうぎょうじのいちょう)
名称の典拠 なし
樹種 イチョウ
樹高 16m(注1)
目通り幹囲 5.6m(注1)
推定樹齢 伝承500年(注1)
所在地の地名 宮城県登米市迫町森(東表)(注2)
 〃 3次メッシュコード 5841−01−07
 〃 緯度・経度 北緯38度40分12.8秒
           東経141度13分13.3秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2016年5月14日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注2)2005年4月1日、9つの町が合併して登米市誕生。旧行政区は登米郡迫町(はさまちょう)





 登米市役所の南東3.7km。国道346号(佐沼街道)の東に、東表・西表の集落がある。左図のイチョウが立つ日蓮正宗法栄山上行寺は東表の方。
 登米市公式ウェブサイトの説明「上行寺のイチョウと十三講祭り」によれば、上行寺は、弘安6年(1283)、日目(にちもく)上人が開いた草庵に始まり、時の寺田城主三浦対馬守が帰依して、同10年(1287)、現在地に移転した。
 イチョウは文明18年(1486)に植えられたと伝えられているが、そのイチョウの姿を今も見ているわけではなさそうだ。
 天保10年(1839)に本堂が火災で焼失した際、イチョウも類焼したが、その後、見事に甦ったとのこと。地上部が焼失した後に出た蘖(ひこばえ)が大きくなったということのようだ。
 また、晩秋に霜の重さで一斉に落葉することがあると、その翌年は豊作になるとも伝えられているらしい。
 イチョウの蘇生に驚いた人々が伝え始めた伝承ではないのだろうか。
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