ページタイトル:乗船寺のインドボダイジュ 当サイトのシンボルマーク

画像:乗船寺のインドボダイジュ 名称 乗船寺のインドボダイジュ
    (じょうせんじのいんどぼだいじゅ)
名称の典拠 なし
樹種 インドボダイジュ
樹高 不明
目通り幹囲 5.1m(注1)
推定樹齢 50年(注1)
所在地の地名 鹿児島県指宿市湊1丁目
 〃 3次メッシュコード 4630−65−81
 〃 緯度・経度 北緯31度14分25.2秒
           東経130度38分41.6秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2018年3月26日

注1)「縄文の森をつくろう会」ウェブサイトによる





 JR指宿(いぶすき)駅と指宿港の中間くらい、市街地に浄土真宗本願寺派乗船寺がある。
 境内に入ると、まん丸の樹冠が目につく。これがインドボダイジュだ。
 お釈迦様がその樹下で悟りを開いた伝えられる菩提樹(ぼだいじゅ)がこれで、日本で菩提樹と呼ばれるシナノキ科のボダイジュとは様子がすいぶん違う。
 図鑑で調べると、インドボダイジュはクワ科イチジク属。アコウに近い植物である。
 ご覧のように、幹は熱帯樹のような樹肌を持ち、気根も垂れている。アコウ同様、宿主となった木を絞め殺すこともあるようだ。
 もちろん日本に自生はしないが、それが何故ここにあるかについて、案内板(設置者名・設置年月とも不詳)に説明があった。
 インド、ブッダガヤの地でお釈迦様が悟りを開いたとされる正にその場所に金剛法座が造られていて、そのすぐ横にインドボダイジュの巨木があるらしい。この木は、そこから分けたものだというのである。
 インドから大阪府立植物園に渡り、昭和38年(1963)頃に乗船寺門徒の川上氏に譲渡、その後同43年頃川上氏が乗船寺に寄贈。同51年(1976)頃に現在地に移植されたという。
 案内板に記された樹齢から計算すると、川上氏に譲渡された頃は、まだごく若い幼苗だったのだろう。(それとも種子だったのだろうか?)
 それが今ではこんなに大きくなった。
 よほどこの場所が気に入ったのだろう。
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