ページタイトル:常谷口の公孫樹 ロゴ:人里の巨木たち

画像:常谷口の公孫樹(幹と並ぶ) 名称 定谷口の公孫樹 (じょうやぐちのいちょう)
名称の典拠 「どきたんドットコム」(注1)
樹種 イチョウ
樹高 23m(注2)
目通り幹囲 6.3m(注2)
推定樹齢 600年(注3)
所在地の地名 宮城県刈田郡蔵王町宮(定谷口)
 〃 3次メッシュコード 5740−05−73
 〃 緯度・経度 北緯38度03分47.3秒
           東経140度40分04.5秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2016年5月13日

注1)蔵王町教育委員会の公式ウェブサイト
注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注3)「どきたんドットコム」による





 常谷口は、東北自動車道蔵王パーキングエリアの南東約900m。松川左岸の集落である。
 集落内、北寄りに位置する家の前庭の真ん中に、左図のイチョウが立っている。
 ちょうど奥様がお庭の草取りをしておられ、撮影を快諾して下さった。
 樹形の美しいイチョウだ。
 多少根上がり気味になっていて、根は多くの玉石を巻き込んでいる。
 幹の一部には、縦に伸びる古い亀裂の痕がある。また、過去に火災に遭ったこともあるようだが、亀裂も焦げ痕も、今では旺盛な樹勢の陰に霞んでしまった。
 雌株で、ギンナンがたくさん実るそうである。もちろん、これだけの体格だから、毎年の落葉も相当な量になると思われる。にもかかわらず、樹下は、まるで掃き清めたばかりのように綺麗になっていた。奥様のお世話によるのだろう。頭が下がる。
 イチョウとしては蔵王町一の巨木で、平成14年(2002)には、蔵王町保存樹木第7号に指定されている。
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