ページタイトル:鷲峯神社のシイ 当サイトのシンボルマーク

画像:鷲峯神社のシイ 名称 鷲峯神社のシイ (じゅうぼうじんじゃのしい)
名称の典拠 なし
樹種 スダジイ(注1)
樹高 20m(注1)
目通り幹囲 5.0m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 鳥取県鳥取市鹿野町鷲峯(しかのちょうじゅうぼう)(注2)
 〃 3次メッシュコード 5334−10−22
 〃 緯度・経度 北緯35度26分22.3秒
           東経134度01分33.1秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2020年10月19日

注1)「今日もおでかけ」ブログによる
注2)2004年11月1日、鳥取市に合併。旧行政区は気高郡鹿野町





 合併前の鹿野町中心部から県道21号(鳥取鹿野倉吉線)で河内川(こうちがわ)の谷を遡る。
 谷幅が狭まる辺り、鷲峰山(じゅうぼうやま、921m)から北西に延びてきた谷が河内川に開けたところが鷲峯だ。
 鷲峯神社はこの谷の出口付近、集落からは南に300mほど離れて鎮座する。
 案内板を引用すると、『鳥取縣神祇年表の巻頭に、「孝元天皇(八代)五年、稲葉州(ニ)金色真聖状形(ノ)至神(ト)宝女神(ト)天降り坐す。共に気高郡鷲峯に屯す」と記され、因幡誌に、神代の昔、八千戈神(やちほこのかみ)(大己貴命)が天羽車大鷲に乗り妻を求め給う時に此の山の降り給う縁によって鷲峯と名付け、命を祭る神社としたとある。上古は山頂に鎮座。延暦二十四年(809)御冠嶽(みかんむりだけ)に初めて社殿を建てたと伝わる』。大己貴命(おおなむちのみこと=オオクニヌシ)伝説に関わる古い神社のようだ。
 現在の祭神は3柱で、中央に大己貴命、左に素盞嗚尊(すさのおのみこと)、右に稲田姫命(いなだひめのみこと)を祀る。
 標記のシイは、社殿に向かって右奥の緩い斜面上。板根がよく発達しているが、樹皮や枝振りはまだ若々しい。
 特別待遇はなく、社叢の一員。この社叢がしっかり手入れされていて気持ちがいい。狭いながらも森林浴の森といった感じ。
 訪問日にも熱心に作業している方がおられた。声をかけたところ、鷲峯神社の総代長をしておられるとのこと。
 社叢が気持ちの良い姿に保たれているのは、氏子の方々の丹精のおかげなのだとよくわかった。
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