ページタイトル:薬王院のスダジイ ロゴ:人里の巨木たち

画像:薬王院のスダジイ
 ↑ 薬王院のスダジイ

 ↓ 薬王院に隣接する服部神社のスダジイ
画像:服部神社のスダジイ
  名称 薬王院のスダジイ (やくおういんのすだじい)
名称の典拠 なし
樹種 スダジイ
樹高 17m(注1)
目通り幹囲 7.0m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 石川県加賀市山代温泉
 〃 3次メッシュコード 5436−32−49
 〃 緯度・経度 北緯36度17分16秒
           東経136度21分44秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2014年10月10日

注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による





 薬王院は、山代温泉総湯のすぐ南。(山代温泉には「古総湯」もあるので、お間違いなく)
 フルネームを霊方山薬王院温泉寺といい、その名の通り、山代温泉の開湯に因む縁起を伝えている。
 案内板によれば、開創は神亀2年(725)。白山登拝に向かう行基が当地に立ち寄った際、一羽のカラスが湯浴みしているのを見て、温泉が湧出しているのを発見。よって温泉鎮護のため一宇を建立。薬師如来を安置して白山権現を勧請したことに始まるという。
 時代が下り、花山法皇(968〜1008)が比丘明覚(みょうかく)を従えて北陸巡歴の砌、この温泉に入浴。その効が優れているとして温泉寺を中興、七堂伽藍を建立したとされている。
 仁王門を潜り、本堂の前を通って裏山に回ると、スダジイ巨木が数本見える。
 裏山の高所には、薬王院の中興開山である上記明覚上人の供養塔(国重文)がある。いわば、薬王院にとっては聖地なのだが、誰でも自由に訪ねることが出来る。
 その供養塔に向かう小道脇のスダジイが最大のように思われた。(7mの幹囲があるようには見えなかったが)
 他にも気になるスダジイが数本。これらは、「少し大きめの画像」で紹介することにする。
 
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