ページタイトル:鑑の松 当サイトのシンボルマーク

画像:鑑の松 名称 鑑の松 (かがみのまつ)
名称の典拠 「日本の松樹
樹種 クロマツ
樹高 15m(注1)
目通り幹囲 4.5m(注1)
推定樹齢 390年(注2)
所在地の地名 秋田県秋田市千秋矢留町
 〃 3次メッシュコード 5940−40−69
 〃 緯度・経度 北緯39度43分31.7秒
           東経140度07分12.9秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2019年5月16日

注1)「日本の松樹」による
注2)ブログ「二〇世紀ひみつ基地」の「城下の名残「鑑の松」貞節の鑑」に、「佐竹義宣公が、今の千秋公園に築城、町割りの一環として旭川を大改修し、掘替えの際に出た土で旭川の東岸に、高さ八尺(約2.5メートル)の土手を築いた際に植えられたもの」とあり、樹齢を380年ほどと計算している。そのウェブページ公開から10年を経たので、その年数を加えて390年とした





 朝の6時前に訪ねた。
 マツが立つ場所は秋田市中心部。建物が密集する上に道が狭く、松の近くに数分間車を駐めさせていただくにはこの時間帯しかないと思ったからである。真横から射す早朝の光は樹木の撮影には不適当だが、背に腹は替えられない。
 鑑の松は、県立秋田北高校の南西、旭川左岸。石垣で囲まれた狭い地面に立つ。すぐ隣の石垣下に、旭川河川公園の表示があるが、石垣の所も公園に含まれているかどうかは不明。ただし、どちらも秋田県が管理する土地で、自由に出入りできそうだ。
 「鑑の松」とは、松の優等生。いわば鑑(かがみ)に価する立派な松という意味だと勝手に思い込んでいた。しかし、全く違った。鑑は鑑でも、松にとっての鑑ではなく、人として、この老松を鑑として生きようとの意味が込めらていたのである。(上記「城下の名残「鑑の松」貞節の鑑」でそれを知った。同ウェブページには、他にも鑑の松について興味深い話がたくさん載っている)
 松は、傷みも見られるものの、樹勢は良さそうだ。
 松枯病に罹ることなく元気に長生きしてほしいと思う。
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